みなさんこんにちは。しゅん(@shun_webdesign)です。
今回はインタビュー企画第3弾。
制作会社、インハウスでWebデザイナーとして働いた経験のある「やっさん(@yaccomi)」にインタビューしました。リモートワークのことはもちろん異業種未経験からWeb業界に転職するまでのことを中心にお聞きしました。
やっさんは僕がWebデザイナーに転職する前にとても参考にしていた方です。
その当時、未経験からでもWebデザイナーになれると勇気をもらいました。これからWebデザイナーに転職を考えている方、初学者の方やの助けになれば幸いです。
※インタビューはZoomでまったり雑談しながら行いました。
5歳の娘を持つワーキングマザー。2年前、10年勤めた事務職からWebデザイナーに転職。現在はインハウスデザイナーとしてWebデザイン、コーディング、イラスト制作を行う。
@yaccomi
販売員
事務
システム開発&受託制作を行う会社。従業員約10数名。
デザイン(コーディング)部門は1〜2名。
1年勤務。
化粧品会社。従業員約100名以上
デザイン(コーディング)部門は4名
10ヶ月勤務(2021年11月現在)
Table of Contents
働いていた会社の廃業がキッカケに
しゅん:Webデザイナーを目指したきっかけは?
やっさん:大学時代にデザイン系のソフトを独学で触れる機会はあって。動画を作ったりしてて。
しゅん:元々はソフトやツールの使い方はわかっていたんですね。
やっさん:大学時代の先輩がギャラリーを経営してて、そのお手伝いの一つでデザインを作ったりして。
その経験もあってその会社(事務)ではパンフレットやWebにも関わらせてもらえてたんだけど、経営悪化で廃業が決定しました。
やっさん
Webデザイナーになろう決めてから半年ぐらい勉強して、会社辞めて1ヶ月しないくらいで会社が決まって。
しゅん:働きながら勉強したんですか?
やっさん:働きながらでした。一日の仕事が終わって家事やったりして夜の9時ぐらいから2~3時間勉強してました。
最初はデザイナーの友達がいたので何を勉強したらいいのか聞いてましたね。あとはUdemyでHTML/CSSの講座を一通り勉強して、独学で勉強続けるのが限界に感じて2ヶ月間MENTAで平尾さんに教えてもらってました。
参考
未経験から転職に成功したワーキングマザー【インタビューvol.02】arutega
応募状況はこんな感じでした。
書類選考46社中
→選考落ち 22社
→通過 16社🎉
→返事なし 8社面接選考16社中
→選考落ち 7社
→面接辞退 3社
→内定保留で不採用 1社
→内定 5社🎉内定保留で不採用なった時が1番辛かった😇
— やっさん 𓃠 𝕕𝕖𝕤𝕚𝕘𝕟 | 𝕚𝕝𝕝𝕦𝕤𝕥𝕣𝕒𝕥𝕚𝕠𝕟 (@yaccomi) October 19, 2019
インハウスと制作会社どちらも働いた印象
しゅん:制作会社とインハウスのどちらも働いてみての違いはありますか?
やっさん
制作会社
システム開発&受託制作を行う会社。従業員約10数名。
デザイン(コーディング)部門は1〜2名。1年勤務。
インハウス
化粧品会社。従業員約100名以上。
デザイン(コーディング)部門は4名。
10ヶ月勤務(2021年11月現在)。
- 制作
様々な業種のサイトを作ることができた。
- 待遇
基本納期を守れば自由。 - コミュニケーション
ほぼ1人きりの作業。
- 制作
キャンペーンページやLPを作ることが多く、1ページの案件を短期間にいくつも作る。 - 待遇
残業がかなり減った(制作会社と比較して) - コミュニケーション
毎日朝礼もあり、テレワークでもちょっとした打ち合わせやチャットのやり取りが活発。
やっさん
1人Webデザイナーとして孤軍奮闘
やっさん:制作会社ではとにかく何もかも自由でした。時間も自由(12時に出社する人とかもいた)、就業時間も音楽など聴き放題(イヤホンつけてる人も多かった)。
転職した先がWebデザイナーがほぼ1人しかいなくて他エンジニアという環境で納期に間に合えば全て自己責任で自由にしてよい世界でした。
制作会社ではサイトリニューアルや新規立ち上げに携わることが多かったため、1サイト丸ごと(数ページ〜数十ページ)を1からデザイン、コーディングすることが多く、この経験により自分自身のスキルを上げることができたと思います。
しゅん:一人目のデザイナーってことですか?
やっさん:元々1人いたんですけど私が入社したと同時に入れ違いになってしまって。実質1人でした。ほぼ1人きりの作業になることが多く、必要以上の会話もなく、挨拶もあまり積極的には交わさないような雰囲気でした。
でも、別でディレクターがいたため、デザイン(とコーディング)の自分の業務に集中できていましたね。
やっさん:基本自分が作ったものがそのまま通ってました。途中で1人デザイナーさんが入ってきてそれからはお互い確認してましたね。
制作会社では色んな案件を担当させて頂いたため、様々な業種のサイトを作ることができました。(コーポレートサイトが多いという傾向はありました。)
一方、インハウスでは基本自社のサイトの更新、キャンペーンページの作成が多くなるので作るデザインには偏りがあります。
制作会社とインハウス、どちらが納期が長いとか、短いというのは基本はないと思います。ただし、制作会社では急な修正が入ることが多かった印象。インハウスは比較的納期を調整できることが多いです。ただ、インハウスでも商品の発売日などに合わせてページを作ることが多いので納期が特に長いということはないです。
制作物への反応がよく見えるのはインハウスかなと思います。担当者が社内の人なので、作ったものに対する数字や反応はとても拾いやすく、SNSなどを通したエンドユーザーの反応も返ってきてそれがやる気に繋がることもあります。
リモートで働くインハウスデザイナーの働き方
やっさん
やっさん:担当者とのやり取り〜デザイン、コーディング〜本番公開作業まで1人で担当することが多く、制作会社にいた時より業務の幅が広くなりました。
また、朝礼や業務以外の会議、レポート作成などの時間も多く、それを踏まえてスケジュール管理をしています。
残業はインハウスになってからかなり減りました(デザイン、コーディング業務に慣れたということもあると思います)。
月に残業できる上限時間が一応決められているので、忙しい時をのぞき、できる限り残業がないように仕事を進めています。
会社ではフレックスタイム制が取られてはいますが、コアタイムがあり10時には出社しないといけません。また、朝礼など社内業務などで9時出社しないといけない時などもあります。
しゅん:リモートでわからないことはどうやって聞いてるんですか?
やっさん:前の会社は入社してすぐリモートだったので聞きたいこと聞けなかったりとかありましたけど
今の会社は入って二ヶ月くらい朝一時間くらい面談してくれて、そのときにわからないこと聞いたりしてました。
毎日朝礼もあり、テレワークでもちょっとした打ち合わせやチャットのやり取りがかなり活発です。出社時はみんなで一緒にお昼に行ったりコミュニケーションが大切にされている印象です。
(この辺は制作会社、インハウスということはなく、会社によるところが大きいと思います。)
ただリモートで働くのは会社で対面して話す状態とは違うのでわからないことがあったら聞く厚かましさは必要かなと思ってます。
しゅん:実際に話しかけに行く手軽さとは違いますしね。
まとめ
今回は制作会社、インハウスどちらも働いたやっさん(@yaccomi)に働いてみて感じた印象のお話をお伺いしました。
- 制作会社、インハウス、どちらがいいということは全くない。
- 違いをよく把握した上で自分に合うところ、やりたいことができる場所を選ぶのが大切。
- コミュニケーションなどリモートならではの苦労もある。
今後インハウスで働くか制作会社で働くかキャリアに悩んでる方の参考になれば幸いです。僕も今後のキャリアを考えていく上でとても勉強になりました。
最後まで見ていただきありがとうございます。是非記事の共有をよろしくお願いします。