【実践】Photoshopで簡単にできる被写体切り抜き加工4つ

デザイナーのしゅん(@shun_webdesign)です。こんにちは。

僕は普段の業務でPhotoshopを使って画像の加工を行うことがあります。中でもPhotoshopでよく写真を切り抜きをすることが多いです。

今回はPhotoshopの被写体切り取りを使ってできる簡単な加工を作ってみようという記事です。

Photoshopでどういった画像加工ができるか知りたい方向けです。

※当記事ではPhotoshop2021(バージョン22.3.0)を使用しています。

この記事を読む対象

  • Photoshopの操作を覚えたい方
  • Photoshopでとりあえず手を動かしたい方
  • Photoshopの被写体切り抜きを使ってみたい方
  • デザインよりも加工を知りたい方

関連記事

まずは写真を選ぶ

最初に切り抜きに使う画像を選びます。フリーで使える素材サイトから画像を探しましょう。

Unsplash
フリー素材の写真サイト。無料でおしゃれな写真をダウンロードできます。
https://unsplash.com/

ぱくたそ
日本らしい写真素材を探してる方向けのサイト。日本のフリーモデルなどバラティー豊かです。
https://www.pakutaso.com/

写真は切り抜きやすいものが好ましいので選ぶ際は以下の3点に注意してください。

写真を選ぶポイント
  • 被写体単体の写真
  • 被写体の輪郭がブレずにハッキリしてる
  • 背景と被写体が同化してない
切り抜きにくい画像例
切り抜きやすい画像例

被写体選択で写真をすばやく切り抜く

今回はPhotoshopの被写体選択を使ってこちらの画像を使って切り抜きます。

取り抜き方

  1. 編集する対象の画像を複製。
  2. Photoshopの操作画面から「選択範囲」を選択。
  3. 「被写体を選択」をクリック。
  4. 自動で被写体が切り取り線で囲われます。
  5. レイヤーパネルから「レイヤーマスクを追加」
  6. 切り取りが完了。

編集する対象の画像を複製。

被写体の後ろにレイヤーを回り込ませるものが多いためレイヤーを複製します。

レイヤーパネルから対象の画像を複製します。
Altキー(Windows)またはoptionキー(Mac)を押しながら上下にドラッグすると対象を複製します。
または複製したいレイヤーの上で右クリック→「レイヤーを複製」を選んで完了です。

Photoshopの操作画面から選択範囲を選択。

Photoshop画面上から「選択範囲」をクリック。

「被写体を選択」をクリック。

「選択範囲」をクリックするとメニューが表示されます。メニューから「被写体を選択」クリック。

自動で被写体が切り取り線で囲われます。

「被写体を選択」をクリックするとPhotoshopが自動で被写体を認識して点線で囲われるようになります。

レイヤーパネルから「レイヤーマスクを追加」

操作画面右側のレイヤーパネルから「レイヤーマスクを追加」を選択。

切り取りが完了。

レイヤーマスクを追加すると選択で囲まれた被写体部分以外が切り抜かれてます。これで準備完了です。

上手く切り取れなかった場合

注意
猫のようなふわふわした被写体を切り取るとハサミで切ったように切り取ったガタガタの跡が目立ってしまいます。
一度切り取った跡に違和感を感じたら切り直しましょう。
  1. キーボードでMac(Command⌘+Z)Windows(Control+Z)を押して切り取り前に被写体を戻します。
  2. 操作画面から「選択範囲」をクリック。
  3. 「選択とマスク」をクリック。
  4. 選択とマスクの画面から「エッジの検出」から値を変更する。「OK」をクリック。
  5. レイヤーパネルから再度「レイヤーマスクを追加」を選択。
  6. 切り取り完了。




文字を後ろに回り込ませて奥行きを出す

作り方手順

STEP.1
レイヤーの順番を整える
切り出した被写体が一番上に重なるようにレイヤーの順を整えます。
STEP.2
文字ツール選択
レイヤー1(元画像)をクリックした状態で画面左「T」のアイコンをした「文字ツール」をクリック。
STEP.3
文字の挿入
文字ツールを選択するとカーソルの形が変わります。画像の上でクリックすると文字が挿入されます。
STEP.4
文字入力
挿入した文字をダブルクリックすると色が変わり文字全体が選択されます。好きな文字を入力しましょう。
STEP.5
文字サイズ位置変更
文字入力が終わったら「移動ツール」をクリック。

「移動ツール」を選択すると文字がボックスに囲まれた状態になりドラッグで文字を移動できます。
また、ボックスの角にカーソルを当てるとカーソルが変わり、ドラッグでサイズの変更が可能です。

STEP.6
完成!!
文字の書体、サイズ、位置をお好みで変更したら完成です。

※見本の書体は「Hello Santtiny」

枠をつける

作り方手順

STEP.1
レイヤーの順番を整える
切り出した被写体が一番上に重なるようにレイヤーの順を整えます。
STEP.2
長方形ツールの選択
レイヤー2(元画像)をクリックした状態で画面左「長方形ツール」をクリック。
STEP.3
長方形の挿入
「長方形ツール」を選択するとカーソルの形が変わります。画像の上でドラッグすると長方形が挿入されます。
角にカーソルを当てた状態でドラッグするとサイズが変更できます。
STEP.4
塗りを無くして線のみにする
長方形を作ると画面上の「塗り」「線」から色や塗りの指定が変更できます。
「塗り」の横の四角をクリック。→赤い斜線のアイコンをクリックして塗りを無くします。
STEP.5
線の太さ、色の調整
「線」の隣の四角をクリックして色の変更をします。今回は最近使用したカラーから選びました。
次に右隣りの矢印をクリックしてドラッグで線の太さを変更できます。
STEP.6
完成
写真に枠を回り込ませただけでなにやら枠に意味がありそうなデザインができました。
色やサイズを変更するだけでも見栄えが変わってきますので試してみてください。

レンズフィルターで背景の色を変える

作り方手順

STEP.1
背景画像の選択
レイヤーパネルから切り出した被写体より下に重なってる画像を選択します。
STEP.2
レンズフィルターの選択
操作画面上から「レイヤー」→「新規調整レイヤー」→「レンズフィルター」をクリック
STEP.3
レンズフィルターの追加
「新規レイヤー」というポップアップが表示されるのでそのまま「OK」を押しましょう。
STEP.4
フィルター調節
「レンズフィルター」の「フィルター」から好みのフィルターを選択します。
フィルターの適用量を下のバーから調節できます。
STEP.5
完成
レンズフィルターで寒色を取り入れたことによって猫が寒そうにますね。




複製

作り方手順

STEP.1
切り出したレイヤーを選ぶ
今回は被写体選択で切り抜いたレイヤーを選択します。
STEP.2
複製
Altキー(Windows)またはoptionキー(Mac)を押しながら左右にドラッグすると対象を複製します。
STEP.3
反転させよう
複製したレイヤーを反転させます。
画面上「編集」→「変形」→「水平方向に反転」をクリック。
すると画像が左右反転します。
STEP.4
サイズ位置調整
複製したレイヤーをそのまま並べると不自然さ出てしまいます。
位置を左右上下に配置後、サイズを小さくすることで少しは不自然さが解消されます。
STEP.5
完成!
複製した猫を小さくすることで兄弟で仲良く並んでる猫になりました。

最後に

被写体選択で切り抜いた画像を後ろ回り込ませることで簡単にできる加工を紹介しました。
今回紹介した4つの加工を組み合わせて応用できるので試してみてください。

最後まで見ていただきありがとうございました!次回もよろしくお願いします。

参考

https://helpx.adobe.com/jp/photoshop/using/moving-copying-deleting-selected-pixels.html

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA